東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』公演
私の最後の出演が終わりました
本日も日生劇場にて、R.シュトラウスのキラキラした音楽を体感しながらハルレキンを演じられて幸せでした
たくさんのご来場、誠に有難うございました!!
シュトラウスのオペラ作品に出演するのは初めてでしたが、
初めてがこの作品で良かった
歌えば歌うほど、
聴けば聴くほど、
その幻想的な色彩感にのめりこみ…
今日の本番ですら、新たな喜びがある感覚にさせてくれました。。。
公演の写真は私自身からアップする事は出来ず、
いらっしゃれなかった方に雰囲気をお伝えできないのが実に残念なのですが…
二期会やぶらあぼ様のHPでレポートは掲載されておりますので、
舞台の雰囲気を知りたい方はそちらからご覧いただけたらと思います!
東京二期会blog (23日公演写真)
http://www.nikikai21.net/blog/2016/11/2627.html
WEBぶらあぼ(21日GPレポート)
http://ebravo.jp/archives/30683
今回、コメディアンチームは、よりリアルな新しい時代のコメディアンの舞台裏を表すべく、歌わない1幕(プロローグ)にもずっと登場していました。
ステージ裏の”素のコメディアン達”、この演技が難しかったですが、
舞台に立つ時間が長いのはオイシイ限りです
写真をみていただけると分かりますが、
今回のハルレキンは完全オールバックのチャラ男(笑
陰でツェルビネッタと、いろいろデキてます
2幕(オペラ)では、邸宅でオペラが上演されている様子が、お客様の前で上演されます。
コメディアンチームにとっては退屈でしょうがないオペラの音楽。(←つまらなそうな演技をしていましたが、もちろん心の中ではシュトラウスの音楽に涙が出るほど感動していたのは秘密です)
アリアドネの歌がひと段落ついた途端に、ハルレキンがウイスキー片手にクールにアリエッタを歌います
いくら情熱的に歌っても、アリアドネは振り向いてくれませんでした
(稽古中も、終演後も、「本当は振り向きたいのよ〜!」と仰ってくれる林正子さんに感謝)
その後、本来の「ナクソス島のアリアドネ」のお話が展開される間に、
ちょこちょことコメディアンチームのタイムが巡ってきます
ダンスをしたり、フランツ・ヨーゼフに変身してみたり、
はたまた、ハルレキンがシシィに変身したり
まさか、舞台上でドレスを着る機会が巡ってくるとは…
大変貴重な経験になりました
結局、その努力もアリアドネには届かず、終わってしまうんですけどね
今回の演出ではラストシーンが、なんとも幻想的な展開を迎えるわけですが…
それについては、まだ明日の千秋楽も残っておりますし…
各人の解釈などありますし、文章で説明できない事もありますので…
ここでは触れずにしておきます
稽古から今日まで、本当に日々満たされた気分でした。
舞台に関わった全ての方の想いが、観に来て下さった皆様の心に少しでも伝わりますように…